俺は仮想通貨のことを何もわかっていなかったのかもしれない。
今日は仮想通貨について衝撃的だったことを書いていく。
ビットコインはGithubで管理されてるってまじ?
マジ。 github.com
てかなんならビットコインだけじゃなくてイーサリアムとか他の仮想通貨もそう。 github.com
そもそも原初の仮想通貨であるビットコインがOSSで、その名の通りソフトウェアである。
「コイン」って付いているし今は実際にお金としての価値もあるから余計ややこしいが、我々エンジニアが普段使っている他のOSSと変わらない。
ソフトウェアだから当然イケてない部分もあって、それを改善するために日々OSSコミッターが修正PRを出したりして日々ビットコインは進化している。
ただ、どうしても音楽性の違いが生じたり、小手先の修正じゃ対応不可能って場合もある。そんなときにForkされ、別の仮想通貨として歩み始める。
そう、C言語を祖としてPHPやJavaが派生して生まれたように。
ビットコインってなんでお金が発生してんの?
もともとエンジニアたちが自分たちのソフトウェア(bitcoin)でコインを発行して遊んでいた。ゲーム内通貨と同じイメージ。自分たちが作ったアプリで通貨発行させてワーイってやる感じ。
このゲーム内通貨とピザを交換したいって言って実際に交換したのが最初の取引。有名なやつ。
そもそも価値があるってのは「信用」があるってことで、ビットコインの場合はこの信用を担保しているのに「偽造不可」「有限」「国に支配されない」ってのがあるらしい。
詳しいことは割愛だが、大事なのはこの信用が何によって支えられているのかってことで、これはずばり「技術の進化・成長」に支えられている。
国を超えた送金が可能であったり、偽造不可であったりはすべて技術が根底にある。つまり仮想通貨に投資するってのは技術に投資するのと等しい。
どの仮想通貨がいいのかを調べるのは、エンジニアが日々やっている”技術調査”そのもの
どのライブラリが良いのかを調査したり、新しいフレームワークが出たらREADME読んで実際に試してみたり、なんか新しい情報ないかなーと思ってRedditを見たりする、これらはすべて我々エンジニアが毎日呼吸をするかのごとくやっている行為だ。
そしてこれこそが、株式投資でいうところの財務分析にあたるもので、仮想通貨投資における分析手法である。
仮想通貨はOSSなのだから、仮想通貨を調べるのは普段の技術調査をするのと変わらない。
つまり
企業に詳しい人 = 株式投資、
土地・建物に詳しい人 = 不動産投資、
技術に詳しい人 = 仮想通貨投資
なのである。
この時代にCOBOLで書かれた仮想通貨に誰が投資したい?
別にCOBOLの悪口を言いたいわけではないしそんな仮想通貨があるのかも知らん。ただ我々エンジニアからしたらRustで書かれている方が今っぽくて将来性ありそうだし、Golangで書かれていたら「あっ並行処理が得意だからもしかして取引も迅速に行えるのかな?」とか考えることできるじゃん。(適当)
でも技術に疎い人からしたら「なんか新しい通貨が出たらしい! 信頼感ある通貨らしい!」ってなって買ったが大暴落、みたいな話もあるかもしれない。なんかグラフ上がってるから買うたろ!とか。
エンジニアはGithubの見方を知ってる。今どんな問題があって(Issue)、どんな機能が追加されるのか(PR)、そもそもどうやって動いているのかもcloneして確かめることができる。このOSSが生まれた背景とかもちゃんと調べちゃう。なんならコミッターの情報とかもみちゃったりする。
だから絶対勝てるってわけではないが、技術を知らない人が投資するのとは情報量に雲泥の差があるのは間違いない。
逆に投資家ってこういう目線なのでは
Redditみたり、Github見たりっていう行為を、投資家はそれこそ呼吸をするかのごとく行っているのだろう。
そう考えると何も知らない素人がなんとなく投資を始めて負けるのは当然のように思える。そりゃカモられるわ。
終わりに
シンプルに技術そのものに投資できるのってワクワクするなって思った。不動産のこと調べたり、企業のこと調べるより全然楽しくできそう。