ハイパーマッスルエンジニア

Vim、ShellScriptについてよく書く

「ZOOM会議をニコニコ動画風にする」記事を書いた

 

アドベントカレンダーで記事を書いた。 qiita.com

内容はZOOM SDKを使ってZOOMをニコニコ動画風にしてみたという記事。
初めてZOOM SDkを利用してみて思ったところがあったので残しておく。

走り出しで詰まる

こちらの参考記事にZOOMのAPI、SDKを利用するためのそれぞれのまとめ記事が載っている。 コレ自体はとてもありがたく参考になるのだが、いかんせん種類が多い。Video SDKとMeeting SDKがあったりJWTとOAuthがあるが実はJWTはもう非推奨であったりなど、サクッとやろうとすると頓挫する。
公式のドキュメントが英語なので、こちらの記事は日本語用という位置づけなのだと思うが、上記の他に一連の流れを1つの記事で完結に説明してあるものがあるといいなと思った。
読み進めていくまで何が完成するのかわからないといった不安を解消したい。

API, SDKで何ができるのかがわからない

まあこれはドキュメントみて何ができるのか自分で見ろっていうのが正しいのだが、走り出しはとにかく「ZOOM APIで〇〇やってみた」みたいな取っ掛かりがほしいんだ。
やってみた系の記事を見て「へえーこんなこともできるのか、じゃあこれもできるかな」と思いを馳せながら流れるようにドキュメントにたどり着きたい。

公式のREADMEどおりに行くとハマる

これは少し語弊があるのだが、

https://github.com/zoom/meetingsdk-react-sample

上記のWeb SDKを構築途中、2点ハマリポイントがあった。

  1. シグネチャ発行用のサーバーが必要であること
  2. meetingNumberは別途自分で作成する必要があること

1. シグネチャ発行用のサーバーが必要であること

SDKでZOOM会議に参加するには主に2つのキーが必要になる。シグネチャとミーティングナンバーだ。ミーティングナンバーは会議作成時に発行されるもので、これは後術する。 シグネチャについては下記リポジトリをサーバーに立ち上げてクライアントからPOSTする形。

https://github.com/zoom/meetingsdk-sample-signature-node.js

ちゃんとmeetingsdk-react-sampleのREADMEにも書いてあるのだが、自分は見逃していていた。

リンクがちゃんと書いてあるが見逃していた

2. meetingNumberは別途自分で作成する必要があること

READMEでは123456789が指定されており、そのままやるとThe Meeting Number is not foundのエラーが出てZOOM会議に参加できない。
今考えると当然なんだが、参加するためのアプリなので事前にZOOM会議が存在している必要がある。自分はここを勘違いしていて、このSDKではZOOM会議の作成もできると思っていた。なので自分で指定したmeetingNumberでZOOM会議が作成されると思っていた。
ググっていると下記のページが出てきて助かった。

https://devforum.zoom.us/t/the-meeting-number-is-not-found/42397/6

ブラウザでzoomにログインして、ミーティング作成したらいけた。

終わりに

思ったより詰まるところがあって少し大変だったが、自分で作ったクライアントアプリでZOOM会議に参加できたときは嬉しかった。だいぶ全体像が把握できたので暇があったらAPIも遊んでみよう。