ハイパーマッスルエンジニア

Vim、ShellScriptについてよく書く

2024 年振り返り

 

今までの振り返り

総括

  • フリーランスになった
  • クリプトにハマった
  • ネコがやってきた

今年はどんな年だったか

今年は非常に良い年だった。波があったり困難もあったが、なんとか乗り越えた!

特に、生き方の路線を大きく「ガチャッ」と切り替えられたのが良かった。これまでの生き方は、あえてまとめるなら「社会的地位の確立」に向けたものだった気がする。

社会が求めることや、エンジニアとしてやるべきことを、無意識に追求してきた。社会に承認されるため、市場価値の高い人材になるため、あるいは誰かに認めてもらうために、趣味開発や勉強会への参加、OSS開発、転職などを重ねてきた節がある。 当時はそんな意識はなく、純粋にやりたいから取り組んでいたのだが、今振り返ると、どこかで他人の目を意識していたようにも思える。

半年間のニート期間、クリプト、フリーランスを経て、ようやくエンジニアの仕事を自分の人生の一部として切り離して捉えられるようになった。今では、エンジニアが自分のアイデンティティすべてではなく、人生の一要素として自然に位置付けられている感覚がある。

Web エンジニアとして社会人をスタートし、色々自由にやりたいことをやってきた自覚はある。ただやはり冷静に考えると、社会が用意した大きなレールの上を走り続けてきた部分があることも否めない。エンジニアとして社会に求められる役割を、無意識のうちに追い求めていた気がする。

今は、そのレールを降り、自分なりの道を歩んでいる実感がある。この感覚を得られたことが、今年最大の成果だと思う。

クリプトにハマった

楽しすぎる。社会人になってから開発意外でこんなにハマれたのは初めてだった。
青天井の収入源を見つけられたのが大きくて、エンジニアの仕事では上手くいっても 1000 ~ 2000 万ぐらいが限界かなと思っていた。クリプトはこれを突き抜けれるポテンシャルを持っているからか、やればやるほど面白い。

稼げないのは百パーセント自分の調査不足で、言い訳が通用しないのが良い。 今年がバブル相場だったのもめちゃくちゃ大きい。嬉しさと悔しさの両方体験できて良かった。

また、お金稼ぎをスコアを伸ばすだけのゲームとして捉えれるようになったのも嬉しい。おかげで仕事を一歩引いた目で見ることができている。

お金を稼ぐ手段の 1 つとして、仕事をしている感じがする。もちろん普通に仕事は楽しいし、悩んだりもするのだが、良い距離感を保つことができている。悩みすぎないって感じだろうか。

この辺のお金稼ぎの話は言語化が難しい。別に人生アガっているわけでもないし、何が起こるかもわからない。自分が今非常に中途半端な状態にいるからか、難しい。

デメリットも勿論あって、たぶんクラッキングされた日には精神ぶっ壊れるだろうし、トレードするたびに毎回神経すり減らしたり毎晩悪夢を見たり色々あるんだが、しょうがない。いつか慣れるんかな。

まだまだ赤ちゃんなので 2025 年はもっとどっぷり浸かっていきたい。

猫がやってきた

かわいすぎる。妻が保護猫カフェから貰ってきてくれた、兄弟猫。
こんなに膝乗ってくるもんなんですね。完全にネコ派です。 息子、ネコ 1、ネコ 2 の三兄弟で、息子が長男として猫と遊んでくれたりしつけをしてくれている。

かわいすぎる我が家の猫

今年触った技術・サービス

読んで良かった本ベスト 3

今年は71 冊の本を読んだ。ガツンと今後の人生の大指針となるような本には出会えなかったものの、ピンポイントでその時の悩みを解消するような、タイミングに恵まれた本がいくつかあった。

1 位:人は 2000 連休を与えられるとどうなるのか?

https://www.amazon.co.jp/dp/4309030343

現代のブッダが書いた本。ここまで考えを煮詰めて行動に移して言語化までできる人がいるのかと脱帽した。
特に印象的だったのは、すべての行動を禁止した結果、無我の境地に至るところ。他人の幸福が自分にダイレクトに入ってくる感覚になるらしい。これは自分が消えてしまう感覚に等しく、壁を作るために自我を作るとのことだった。全く体験したことはないのに、なぜかなるほどと思わせる文章で、非常に納得感があった。
あと自分のデータベース化も面白い。好きな本、今までに出会った人間、特徴、場所、音楽、すべてを書き出してデータベース化する。これをすると躁鬱のように激しく感情が動かされるので今はできない。この著者は今の自分にはできないなと思うことを次々とやっていて、もしかするとこの世界線もあったのかもなと思わせてくるような本だった。

2 位:1万回生きたネコが教えてくれた 幸せなFIRE

https://www.amazon.co.jp/dp/4198658773

FIRE するための本ではなく、FIRE したあとに何をするのか・何を思うのかに焦点を当てた本。
クリプトで虚無に陥ってしまっていたときに出会った。タイミングがバッチリだった。
書いてあることは特に目新しいものはないが、実際に体験した人が読むと非常に心に刺さる。
また、この本の著者が上げている動画『【実体験】FIRE して 4 年経つけど、なんか思ってたのと違くね……?』も非常に良かった。本では様々なパターンの FIRE した人が紹介されていたが、この動画は著者が実際に味わったことを語っている。
さらに、著者が虚無を抜け出すためにとった行動、また、なぜ虚無に至ってしまうのかが解説されていて、ここの言語化が素晴らしかった。

(超意訳)
FIRE して時間ができると新しい趣味をやってみるが、最初は楽しいがすぐに飽きてくる。時間があるので消費サイクルが早いのと、自分ができる範囲での挑戦しかしないからである。楽にできること・想像の範囲内のものしかしないのである。 仕事だと自分ができないことまでやらざるを得ない状況に追い込まれる。これを乗り越えたときに生を実感する。

www.youtube.com

3 位:正欲

https://www.amazon.co.jp/dp/4101269335

いかに今まで自分が少数派の人の気持ちをわかったふりをしてたのかを痛感した本だった。
自分にはまだまだ知らない、信じられないような未知の世界があることを知れた。朝井リョウさんの本は他にもいくつか読んだが、正欲が一番良かった。

終わりに

うーーーん今年はあんまりいい感じに書けなかったかーーー。まあええか。そういう年。

とりあえず虚無期を抜けて、模索期に入った感覚がある。ただまだ若干虚無期に片足突っ込んでいる気はするので、来年もまた悶々と悩むことが多そうだが、探るべきテーマはなんとなく見えてきたので少しずつやっていく感じになりそう。 「うおおやるぞおおお」という感じではなく「うっし、次はこれや」みたいなどっしりしたイメージで進んでいきたい。横に広げるよりも縦に深く熟成させていきたい。