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ConohaVPSにClaudeCodeをインストールして外出先でも仕事をできるようにする

1. 基本セットアップ

以下の作業はConohaのVPSターミナル上で実行します。VPSターミナルへのログインは、ブラウザからでも自身のターミナルからSSHするのでもどちらでも構いません。

パッケージアップデート

# パッケージアップデート
# アップデート途中にピンクの画面が出てくるが何もせずただENTERを押せばOK
apt update && apt upgrade -y

上記のような画面が表示されますが、何もせずENTERを押してください。

node, npmコマンドをインストール

# Node.jsの最新バージョンをインストール
## NodeSourceリポジトリを追加
curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_lts.x | sudo -E bash -
## Node.jsをインストール
apt-get install -y nodejs
## インストール確認
node --version
# v22.16.0
npm --version
# 10.9.2

2. Claude Codeのインストールと認証

# Claude Codeのインストール
npm install -g @anthropic-ai/claude-code

# セットアップ
claude

認証を実行すると、以下のような画面が表示されます:

ターミナルに表示されたURLをブラウザで開くと認証コードが表示されます:

このコードをClaude Codeの画面に入力します:

認証が完了すると、Claude Codeが使用可能になります:

3. GitHub CLIのインストール

Claude Codeに作業をさせる際、ghコマンドがあると便利なのでインストールしておきます。

# GitHub CLIの公式リポジトリを追加
curl -fsSL https://cli.github.com/packages/githubcli-archive-keyring.gpg | sudo dd of=/usr/share/keyrings/githubcli-archive-keyring.gpg

echo "deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/usr/share/keyrings/githubcli-archive-keyring.gpg] https://cli.github.com/packages stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/github-cli.list > /dev/null

# パッケージリストを更新してインストール
apt update
apt install gh

# インストール確認
gh --version

# GitHub認証の設定
gh auth login

GitHub認証を進めてログインできれば完了です。

4. Conoha VPSのブラウザからアクセスする

実際にClaude CodeをConoHaのVPSコンソールから使用する際は、「シリアル」モードで起動する必要があります。通常のコンソール(VNCモード)だと日本語が文字化けしてしまうためです。

日本語が「♦︎」になってしまう

まず、コンソール > シリアル を選択します。

シリアルモードで起動したら、rootでログインします。

rootのパスワードを忘れてしまった場合、シリアルモードではなく通常のコンソールモードでログインし、

passwd

と入力しENTERをすれば、新しいパスワードが設定できます。

無事にシリアルモードでログインできたら、claudeを実行し日本語を入力、出力させてみましょう。ちゃんと日本語が表示されるはずです。

まとめ

ConoHa VPSにClaude Codeをインストールすることで、外出先からでもブラウザを通じてClaude Codeを利用できるようになります。これにより、開発環境を持ち運ぶ必要がなく、どこからでも本格的な開発作業が可能になります。

セットアップのポイント:

  • Ubuntu のパッケージ更新時に表示されるピンク画面は無視してENTERを押す
  • Claude Codeの認証はブラウザで行う
  • GitHub CLIも同時にインストールしておくと便利
  • VPSのコンソール機能を使えばブラウザだけで完結