ハイパーマッスルエンジニア

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レーシック体験記

先日レーシックを受けてきた。日記としてまとめておこうと思う。 結論から言うと「いまだにレーシックやってないやつおる?」ってぐらい良い体験だった。 金あるなら今すぐやったほうがいい。ただ子供がいる家庭は、パートナーに1〜2日は自分が使い物にならなくなることを相談の上、やったほうがいい。

まとめ

  • 場所:品川近視クリニック(東京院)
  • 費用:31万円
  • 術式:アマリス750
  • 日数:1日(検査&手術)
  • ダウンタイム:半日ぐらい(手術後〜翌朝までが結構しんどい。起床し、2,3時間後には通常になる)
  • 手術:思っていたよりは痛かった。レーザー的な痛みではなく、器具を押し付ける眼圧的な痛み。体感1,2分。
  • 効果:視力0.1, 0.2→両目1.5
  • 制限:手術後の当日は風呂入ったらあかんので、メイクやワックスなどはしないほうが吉。術後3日間は酒飲めないので予定空けとく。1週間は銭湯もあかん。
  • 推奨:付き添いの人、帰宅用のグリーン車、タクシー

手術前の気持ち

角膜削るの怖いな〜と思っていたが、よく考えると毎日コンタクトレンズという異物を我流で入れて取り出している方が怖いなと思った。
また、調べてみるとレーシックって20年前からある技術で、かつ今まで失明した症例とかはないらしく、一般的にかなり安全な手術の部類らしい。
いつだったかかなり前に見た「本田圭佑 レーシック 失敗」みたいな記事の記憶があって、それが無意識に恐怖を煽っていた。改めて調べてみると全然失敗してなかったしただのメディアの煽りタイトルだった。

予約

インターネットで予約し、翌日電話がかかってきて実際の予約日を決める形。このときに必要な持ち物とか検査にかかる時間など説明される。
また、当日の予約だけではなく、翌日検診、1週間後検診の予約も同時に取った。
11:30に検査予約し、16:30から手術開始。また、後に詳細を記載するが術後に活動するのは不可能だと思ったほうがいいので、丸一日潰れる覚悟で挑む。

当日の流れ

有楽町駅の品川近視クリニックに到着。きれいなオフィスビルの13Fで、受付のお姉さんも綺麗である。
問診票を書いて待合室に案内されるが、小さなロードショーを上映するのかと言わんばかりの広い待合室。人、人、人。 町のクリニックの待合室にある横長のちょっと長い椅子、あれが30個ぐらいあった。
かなり人がいたせいか30分ぐらい待った。
ただ検査の流れは非常にスピーディで洗練されていた。 一瞬も詰まる箇所なく、機械的過ぎず適度に人間味のある対応。スタッフの人数もかなり多い印象で非常に良かった。
結局検査が終わったのは13:30ごろだった。 検査をしてから手術までに2時間ぐらい待機時間があったので、吉野家食べて有楽町付近を散歩しつつ、コメダで待機してた。PCはあまり触ったらあかんらしいので、散歩と軽い読書で時間を潰した。

手術中

16:30。昼と変わりないかの検査をいくつかして、レーシックの術式の説明を受ける。2次元だの7次元だのレーザーの照射時間が3倍早くてより安全など、ありとあらゆる手で松竹梅の松プランをおすすめされる。
照射時間が3倍早いといっても5秒→3秒みたいな話だったり、実際そこまで安全性がなかったらそもそもプランとしてあるはずないという話なので、ここは金の余裕と安心を買う気持ちで選んだらいいと思う。 結局自分は上から2番目の「アマリス750式」を選択した。「レクステ」というレーシックの最新版みたいな方式もあったが、角膜強化しつつ目を良くするみたいなちょっと俺の頭だと理解できなかったので置いといた。

点眼麻酔。 手術5分前ぐらいに麻酔用の目薬をさす。すぐに効いてきて眼球が固まる感覚になる。手術直前にもう一回打った。
手術室に入り、スタッフの方々が5人ぐらいいた。全員面構えが違う、プロ中のプロが集まっている雰囲気がした。実際は点眼麻酔のおかげで全然目が開けられなかったのであまり見えなかった。

手術台に仰向けに寝転がる。軽く手術の流れの説明を受けて施術開始。まずは右目。目薬っぽいのをたくさん差され、機材が眼球を圧迫する。結構押しつぶされて痛かった。レーザーの若干の焦げ付く匂い。脱毛のときにも臭うあの匂いだ。 機材を押し当てられているのでその間は何も見えない。最初は緑の光が見えていて、そこを見るように言われる。ある程度すると何も見えなくなる。なんかわからんがとりあえず手術が進んでいるという感覚になる。
目にたくさんの目薬が差されつつ、1,2分で終了。結構緊張したり痛かったりで肩に力が入っていた。片目が終わったあとは「ふぅー」と思わず息を吐いた。 続いての左目も無事終了。終わったあとは目を開くのは辛い、痛い。待合室で15分ほど待機時間が設けられる。この待ち時間中は、痛みがほんとに収まるのかな、失敗してるんちゃうかと若干不安になるが、時間が経てばちゃんと痛みが収まってくるので安心していい。
他の人の手術も終わり、4,5人ぐらい集まって最後に目薬の説明を受ける。唐突の集団説明会、説明を受けて終了。一緒に説明を受けた人と謎の絆を感じる。

手術後

18:00。保護用メガネを渡され、着けて帰宅。 帰宅が鬼門である。 有楽町駅から東京駅に歩いて向かったが、風で目が痛かったり、ライトが眩しくて目が開けられない。細目でやっと歩いていけるという感じ。歩いて駅に向かうのはNGな選択だった。途中立ち止まって休憩しながら、東京駅に向かっていった。
手術が終わったあとの疲労感がすごく、普通に電車に乗るのは不可能だったのでグリーン車を取った。この選択はグッド、必然だった。席に座った瞬間寝落ちした。
なんとか家に帰り、妻と息子に無事終わったことを報告。家にいるときも目を開けていると辛く、疲労感がすごかったのですぐ就寝。20時にはベッドイン。夜中に何回か目を覚ましたが、目をつぶったまままた眠りに入っていった。

翌日

少し目が開けづらいが、もらった目薬を差したら良くなっていった。また、昨日の痛みはほぼなくなっていた。
起きてから2,3時間後にはほとんど通常通りで、視界がクリアになっていた。
翌日検診で改めて品川近視クリニックに行き、視力を測ったら両目とも1.5になっていた。もともとは0.1, 0.2ぐらいだった。
また、ライトが眩しく見える「ハロ・グレア現象」については、自分はほとんど気にならない程度だった。それよりも快適に見えるメリットのほうが、遥かに上回っていた。正直これは嬉しい誤算だった。

終わりに

今回、レーシックを受けてみて想像以上に良い体験だった。人類は視力の低下をとっくの昔に克服していて、テクノロジーってすげえなと思った。
あと、レーシック受けてみたい人は紹介割引絶対使ったほうがいい。自分は紹介ナシで行ってしまったが、紹介チケット使うと5万の割引&紹介者に4万円のキックバックが入る。もしレーシック受ける人いたらチケット渡すから連絡くれ、俺に入る4万円で肉でも食べにいこう。4万そのまま渡してもいい。やっぱり1万円ぐらいはくれ。

レーシックは脱毛と同じぐらい受けて良かった体験だった。視力も金で解決できるんだなあとしみじみした。